ありのままの姿を見るのよ。

何事もそーだけど、

こーであってほしいという、

理想像やイメージってのがある。

 

例えば、何かしらの悩み事を相談した時、

本当は後押ししてほしいんだけど、

っていう気持ちがどこかにあって、

相手の意見が自分のそれと違って、

素直に相手の意見を受け入れられなかったって経験、

誰にでもあるんじゃないかなぁ。

 

例えば、

車に乗って少し遠くの街に出かけた時。

せっかく遠くまで来たのだから、

素敵な景色をこの目に焼き付けたいと思うことがある。

どうせ海を見るのなら青く澄んだ空のもと、

あの青はいったいなんていう青なんだろうと、

表現に困ってしまうような海に出会いたい。

とか、

どうせ公園に行くのなら鮮やかな花が咲き乱れていて、

この香りはいったいどこからやってくるのだろうと、

思わず探索したくなるような公園を訪れたい。

なんていうふうに、

なんとなく自分の中でイメージが広がっていたりすること、

誰にでもあるんじゃないかなぁ。

 

でも、そういう理想像やイメージと一致することなんて、

めったになくて、

そんな時は、

つい残念な気持ちになってしまったりするけれど、

たとえ雲がかかっていても海は海であることに変わりはないし、

たとえ花が咲いていなくてもそこに蕾はあるわけだし。

 

人との関わりにおいても、

自然との触れ合いにおいても、

思っていたものと違うということは、

新しいものに気づくチャンスでもあるわけだから、

残念だなーと思うばかりでなく、

「それはそれとして受け入れる」

っていう気持ちで向き合うことも大事なんじゃないかなーと思う。

 

まだ五分咲きの八重岳の桜が、

やけに優しく見えた、

温かくて穏やかな1月のある日。

僕はまた1つ大切なことを教えてもらったのでした。

 

最後まで目を通していただきありがとうございます。

 

教科書を読むだけが勉強じゃないんだよね。