みんな大人の階段を昇っている。
最近、
色んな人との会話の中で、
「大人」
について考えることがあり、
そーいえば自分が大人になったと感じたのはどんなときだったろうか、
というところに話題が派生したので、
それについてなんやかんやと考えを巡らせてみました。
「公共交通機関や映画とかの料金が子供料金から大人料金に変わった時」
ついこの前まで、
電車に80円で乗っていたけれど、
今日は160円で乗っている。
しかも1人で。
あ~私、大人っ。
・・・とはならなかった気がする。
大人になったと感じた時というより、
体の大きさではなく年齢で料金が変わるのはよくわからないぞと、
世の中のルールに疑問を感じた時、
のほうがしっくりくる。
「好きな食べ物とか洋服をあまり値段を気にせず買うようになった時」
ついこの前まで、
これめっちゃほしいけど、
値段はおいくら万円ですか、
なんてコソコソ値札を確認しては、
やっぱいい物はいい値段だよね、
とか言って諦めていたけれど、
今日は上から下までトータルコーディネート。
しかも、カードでね。
あ~私、大人っ。
・・・とはならなかった気がする。
大人になったと感じた時というより、
それなりにお金を持つようになって、
そろそろ量より質とか言い出しそうだなと感じた時、
のほうがしっくりくる。
「焼鳥とか焼肉がタレじゃなくて塩がいいなと感じた時」
ついこの前まで、
絶対カルビ、
絶対タレで、
なんならご飯にワンバンした焼肉のタレ味で、
茶碗2杯いけちゃいます、
って元気いっぱいだったけど、
今日は塩をちょこんっと付けて、
肉そのものの味を楽しんでます。
時々、柚子胡椒なんかも付けちゃいますしね。
あ~私、大人っ。
・・・とはならなかった気がする。
大人になったと感じた時というより、
翌日胃もたれするから食べる物をコントロールしだした、
ちょっと衰えを感じはじめた時、
のほうがしっくりくる。
その他もろもろ、
紆余曲折色々考えてみたんですが、
これと言ってしっくりくるものがないんです。
もしかしたら、
大人だと感じられるような経験はこれから訪れるのかもしれない。
っつーことは、
僕はまだまだ子供であるわけだけれど、
それでも、
新しい朝はやってきて、
カレンダーを1枚、2枚とめくり、
木々が若葉に身を包む頃に旅に出て、
寒く凍える夜に肩を抱き合っては、
また1つ歳を重ねていくわけで、
確実に、
そして、
着実に、
時計は右へと動いていくのだから、
どーこーしなくてもいいんだよね。
辿り着く先が「大人」かどうかは知らないけれど。
最後まで目を通していただきありがとうございます。
無理して大人だと感じる必要なんてないしね。