ボーイフレンド。

今日は休日。

髪を切ってまいりました。

髪を切りに行く時、

どんな髪型にするか決めずに行く。

っでお店で相談して決める。

普通かもしれないけれど、

昔はそーではなかったのです。

 

今の身長の2/3くらいだった頃は、

家の近くにある、

自転車で行ける床屋さんで髪を切っていたのだけれど、

中学の終わり頃だったか、

高校のはじめ頃だったか、

それくらいから、

美容院で髪を切るようになった。

(つまりカッコつけはじめた頃ってことです)

 

その頃は、美容院=女性の行くところ、

というイメージが強かったから、

青い春真っ只中、

ツンツンしていたあの頃の僕は、

ドキドキする気持ちを隠しながら、

お店のドアをくぐっていたものです。

 

そしてドキドキが店員さんにバレてしまわないよう、

平静を装いながら、

持参したヘアカタログをカバンから取り出し、

こんな髪型にしてほしー、

というふうに注文。

特に細かい要望はなく、

マンガや雑誌なんかを読むでもなく眺めながら、

後は完成を待つのみという具合。

当時はどーにかしてちょっと目立ちたい精神が強かったので、

機能面には目もくれず、

見た目にばかりこだわっていたなー・・・

 

あれはハタチか、

ハタチに1つか2つ足したくらいの頃だったかな。

原宿の美容院で働き始めた友達から、

髪を切らせてほしい。

練習なのでもちろんタダで。

という超ラッキーな 依頼がきたので、

閉店後の美容院に行き、

髪を切ってもらった。

 

まだ新人だったマイフレンドは、

先輩の指導を受けながら、

半分は自分の思うままに、

半分はそれに合わせるようにして、

チョキチョキと手を動かしていた。

ちょっと切っては遠くから眺めてみたり、

触り心地を何度も僕に確認させたりして、

それはそれは長い時間を費やしたのだけれど、

とても心地よかったのを覚えている。

 

見た目だけでなく、

その後のスタイリングのしやすさを気にしてくれたり、

もっといい方法がないかと考えてくれたり、

そーいうのがビシビシと伝わってきたからだろう。

先輩から指導されている内容、

言ってみれば美容師さんの舞台裏みたいなのを、

聞くことができたからってのもあるのだろーけど。

 

それ以来、

僕は美容院にヘアカタログを持っていくのをやめた。

切ってもらっている間、

マンガや雑誌を見ることもやめた。

 

美容師さんは髪に一生懸命に向き合ってくれている。

なのに僕が向き合わんでどーするんだ、と思ったから。

 

最後まで目を通していただきありがとうございます。

 

その後彼は下北沢のお店に移動して、

そっちのお店にも何回か行って髪を切ってもらったなー。

今どこでやってんだろー。

関東に住んだらまた彼に髪を切ってもらいたい。