いざ、香港へ。

先週末から3泊4日で香港旅行に行っていました。

現地からその日々のことを綴ろうかとも思いましたが、

旅の間くらいSNSから離れよう、

という思いが先行したので、

今になってようやくその日々を1日づつ振り返ってみようと思います。

 

出発地は那覇空港

ベンチにゆるりと腰かけ飛行機の搭乗時間を待っていると、

後方で4~5人の(おそらく)アメリカ系外国人の方たちが、

片手に大きなポップコーンの袋を抱えてそれはそれは楽しそうに談笑中。

いや、爆笑中。

国際線に乗るというだけでソワソワ・オドオドな気持ちの僕は、

「これから飛行機に乗るというのにあんなに余裕な彼らが羨ましい!!」

と思いつつも、

「香港までの道中、彼らと席が近かったらどえらいことになるぞ」

と危険察知アンテナが作動開始。

 

数分後。

搭乗ゲートがひらき、順番に機内へ。

悪い予感とはなんとまぁ的中するもので、

彼らと席が近いどころか、隣の席。

オーマイガッ・・・

(これがこの海外旅行での記念すべき初めて英語を使用した瞬間だったのでした)

でもさすがに飛行機が飛び始めれば、

ずーっとあのテンションということはないだろう、

と思い小説を手にして読み始める。

がしかし、

そんな淡い期待とはなんとまぁ簡単に裏切られるもので、

スマホの写真を観ては爆笑し、

2、3個離れた席の人同士で会話を始めるなどなど、

ほぼほぼ離陸前と同じテンション。

オーマイガッ・・・2

でも友達数人で集まって旅行するなんてそーいうもんだよね。

いいさ、存分に旅行を楽しむがいい若者たちよ。

 

そんな余裕を見せたのも束の間、

「Do you have a pen?」

隣の席に座っていたイタリア風アメリカ系外国人の方(あくまで推測です)に、

ザ・教科書の文章、で尋ねられたので、

カバンからボールペンをサッと取り出し、レンタル。

おそらく僕の理解できる程度の文章に置き換えて話しかけてくれたんだな。

こっちは小説を読んでるんだから、もう少し機内では静かにしなさい、

なーんて心の狭いことを思っちゃってごめんよ、若者。

と反省しながら、小説に視線と意識を戻す。

 

しばらくして、

彼からボールペンが戻ってきたので、

入国カードを書きはじめる。

・・・おい、なんじゃこりゃ。

このボールペン、

めっちゃ書きにくい!!!!

紙がヘコむだけで、インクが出てこない。

何度か力強く行ったりきたりすることで、よーやく書ける感じ。

イタリア風アメリカ系外国人の彼よ。

君はこんな書きにくいボールペンを手渡されたのにも関わらず、

文句も言わず黙々とカードの記入を行っていたんだね。

香港までの残り時間、もう好きなように会話を楽しむがいい。

 

そういう想いってのはなんとまぁ見事に伝わってしまうもので、

沖縄から香港までの2時間半、

彼らはほぼほぼずーっと同じテンション。

オーマイガッ・・・3

所々が彼らの会話と混同してしまって、

理解したよーな、

やっぱりしていないよーな、

そんな中途半端な状態で小説の1つめの物語を読み終えた頃、

飛行機は香港国際空港に無事着陸したのでした。

 

最後まで目を通していただきありがとうございます。

 

香港1日目について書こうと思ったら、

香港行きの飛行機内の描写でこんな長くなっちゃったので、

続きはまた明日。